記事提供元:北園茶房 執筆 : 星雲御剣/注釈 : 清水銀嶺 13:広がるミノフスキー理論 ミノフスキー粒子。 『機動戦士ガンダム』劇中に登場する、作中科学技術体系の根幹を支える架空の素粒子である。 製作サイドとしては、宇宙空間でロボットがチャンバラをやる理由付けとして、レーダー電波を阻害する存在と考えて設定した……最初は、ただソレだけのモノであった。 しかし、ホワイトベースが飛んだとき、そ…
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<<通巻12号>> 12:飛べ、ホワイトベース!
記事提供元:北園茶房 執筆 : 星雲御剣/注釈 : 清水銀嶺 12:飛べ、ホワイトベース! 『機動戦士ガンダム』。今更なにを説明する必要もない、国民的大ヒットアニメである。 だが、その黎明は実に厳しいところから始まっているのは、昨今、関係者が各方面でぽつりぽつりと語り始めているため、ご存じの向きも多いであろう。 当時、ロボットアニメとは「子供向け玩具を宣伝する」ためのコマーシャルフィルムでし…
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<<通巻11号>> 11:全肯定のススメ
記事提供元:北園茶房 執筆 : 星雲御剣/注釈 : 清水銀嶺 11:全肯定のススメ さて、前回までは「源流」、すなわち「元ネタ探し」という、オタク的資質の基本中の基本について考察してきた。今回からは、これを持っているとだいぶ違う、という「ある視点」の持ち方についてお勧めしていきたい。 それは「全肯定」である。 人が何かを評価する際、多くは「ああ、○○は××だからダメだ」というように、否定のス…
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<<通巻10号>> 10:オタの源流
記事提供元:北園茶房 執筆 : 星雲御剣/注釈 : 清水銀嶺 10:オタの源流 前回まで、長々とエヴァの系譜を大正時代にまで遡ったのには理由がある。 こうやって系譜をたどる事、言い換えれば『元ネタ探し』と言うのは、オタクの思考回路における基本だからなのである。 何か新しいモノを見たときに、「○○は××の系列」とか「○○は△△の発展系」だとか言うのは、オタクが、自分の感じるロマンを相対化して自…
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【メイド喫茶論考】 喫茶店にスタンダードは無い
文/清水銀嶺 画/犬山しんのすけ 多少混乱した日本における喫茶店の歴史であるが、人が集まる場というのは、「社交場」という言葉があるように、存在それ自体が役割を担う。 もとより、カフェの発祥の地であるフランスでは株取引をする人たちが集まることで発展し、イギリスではコーヒー・ハウスに集まっていた保険業者たちが「保険事業のために」人を雇ってコーヒー・ハウスを開店して、世界最大の保険組合ロイズが誕生し…
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<<通巻9号>> 9:円谷英二の見ていた空
記事提供元:北園茶房 執筆 : 星雲御剣/注釈 : 清水銀嶺 9:円谷英二の見ていた空 円谷英二。 言わずと知れた「特撮の神様」である。 明治34年生まれの円谷氏は、元々は航空機のパイロットに憧れたところが、その「オタク的人生」のスタートラインであった。 だが、努力の末に入った航空学校が不幸な事故で活動停止。技術畑に進んで、様々な玩具や商品の開発に従事する事になる。 その後、とある偶然から映…
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☆花便り☆ジャガ芋の花☆
皆様お元気ですか(^O^)/ お散歩しているとき見つけました☆ ジャガ芋畑で、ジャガ芋のお花☆ 畑のお花も、好きです(o^-’)b 雨の合間に、散策してみては!? 皆様も、気温の変化激しいですが、体調管理気をつけてお出かけ下さいませ(^_-)-☆
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【メイド喫茶論考】 日本の喫茶店の源流は、漫画喫茶とメイド喫茶
文/清水銀嶺 画/犬山しんのすけ メイド喫茶が、メイドと喫茶店の融合であることを考えると、やはり喫茶店の歴史は無視できない。実像としてのメイドを離れ、喫茶店と結びついたのは何故なのか。一方の喫茶店についても、その歴史に触れてみよう。 喫茶店とは、呼んで字のごとく茶を喫する所であるが、「喫茶店とは?」と尋ねられて、とっさに形態や特徴などを述べられる人はいるだろうか。 海外では十七世紀頃にコーヒ…
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<<通巻8号>> 8:エヴァにも見えるウルトラの星(後編)
記事提供元:北園茶房 執筆 : 星雲御剣/注釈 : 清水銀嶺 8:エヴァにも見えるウルトラの星(後編) ラミエルとプリズ魔の関係をつぶさに観察すると、ただの猿まねと、系譜を引き継いで新たに魅力あるモノとして創作することの差異が如実に見て取れる。 どちらも、ほぼ動かない屹立する結晶体である事と、その正体は不明だが明確に危険な人類の敵であることが行動から見て取れる点は同じであり、それ故に人類側が取…
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円谷英二(つぶらや えいじ)
本名は、円谷 英一(つむらや えいいち)。兄のように尊敬している5歳年上の叔父の名前が「一郎」だったため、遠慮して「英二」を名乗るようにした。 「特撮」という言葉を作り、「特技監督」という役職の第一号となった。尊敬を込めて「特撮の神様」と呼ばれる。 68歳で亡くなった彼の功績として語られる『ゴジラ』を制作したのは53歳のとき、『ウルトラマン』は65歳のときで、遅咲きの人という印象を受けるが、2…