片側だけで六つの動輪がある、見たことの無いほど巨大な蒸気機関車だ。色は顔が銀色に塗装されていて、それ以外は黒かった。特徴的な煙室ドアには、プレートの代わりに二つの八角形の板が横に並んで付いていて、その下に大きなスカートがあった。 おかしいのは、機関車と炭水車の後ろだ。 車両の側面と屋根の上に戦艦であるような三連装の主砲に似たものが付いている車両が連結されているのだ。 いわゆる、戦闘車両…
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コスモス 第一話「不思議な体験」
七月。夏休みのある日。僕は今、親戚の家の近くにある山の中へ、一人で入っていた。 夏休み初日から数日、三泊四日で僕は母さんの親戚の家に家族で遊びに来ていてた。 周りには田や畑ばかりで、隣の家に行くのにちょっと歩いたり、コンビニがなかなか無かったり、電車が三十分に一本の田舎である。 山に囲まれていて、景色はとても綺麗だ。 本当ならお盆に帰る予定だったけど都合が合わなくて、夏休みが始まってすぐ…
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コスモス 序章「日常」
たまに、現実世界(ここ)とは別の世界があるんじゃないかと思うことがある。 目の前にあるこの世界じゃなくて、空の遥か向こうの星に、違う文明あるんじゃないか。 或いは、認識出来ていないだけで、違う次元にもう一つの世界が広がっているのではないだろうか。 最近のアニメや漫画では、よく異世界召喚や異世界転生なんてものがある。 僕が、もしも異世界に行けたら、なんてことをつい考えてしまう…
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登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」
私自身の感覚では、おくすり手帳を店頭に持ってきている人に逢えるのは、年に3人くらいですね。 それでいて、おくすり手帳さえあれば薬を販売できるかもしれないのにと思える患者さんは、毎日1人はいます。 皆様も、ぜひ持ち歩いて下さいませ。 ◆『BOOTH』にて購入
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登録販売者から一言 参の巻「ホントは難しい胃薬の選び方」
今回の胃薬について制作するさい、知り合いの薬剤師さんに相談したら、「やめろ! 死ぬぞ!!」(意訳)と言われました。 実際にシナリオを書き始めたら、アレについて書くとコレも書かないと駄目なのではとか、コッチに触れたらソレも説明しないとと、まとめるのに苦労しました。 ◆『BOOTH』にて購入
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登録販売者から一言 弐の巻「風邪薬の選び方と風邪に似た症状」
今までに比べて、漫画にする意味が無いくらいに文字だらけになってしまいました。 風邪薬を買いにいらっしゃるお客様に伝えたいことが多く、前後編に分けようかとも思ったのですが、なにしろズボラな性格ゆえ、後編を作らない可能性が高いため、むりやりに詰め込むことにしました(^_^;) ◆『BOOTH』にて購入
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登録販売者から一言 壱の巻
みなさんは、『登録販売者』をご存知でしょうか。 子供の保護者の懇親会に出席したさいに名刺交換をしたら、素で「登録販売者って、何を販売するんですか?」と訊かれて凹みました(^_^;) どうやら、訪問販売か何かだと思われたようです。 詳しくは本編をお読みいただきたいと思いますが、この同人誌では、あまり知られていない『登録販売者』についてや、ドラッグストアーにまつわる解説をしていくつもりです。 ちな…
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【去人の星】柳原良平 : アンクルトリスのデザイナー
柳原良平さん死去 「トリス」通して描いた庶民 「みなとみらい」愛称の選定も リアルタイムで見てた世代ではありませぬが、アンクルトリス は印象的なキャラクターですね。 その生みの親が柳原良平先生。 横浜土産でお馴染みの『横濱ハーバー』のパッケージイラストも柳原先生の作品。 トリスエクストラのハイボールで、献杯と行きますかね。
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【去人の星番外編】7月7日に想いを寄せて:円谷英二とガヴァドンB
7月7日は七夕。織姫と彦星が年に一回の逢瀬の日。 だが、特撮物にとってはもっと重要な意味がある日。 そう、7月7日は故・円谷英二監督生誕日でもあり、ガヴァドンと逢える日なのだ! つ~事で、円谷監督とガヴァドンBを描きました。