火事における死因の多くは、焼け死ぬのではなく、有毒ガスによる中毒や、一酸化炭素中毒による窒息死とされています。 特に一酸化炭素中毒の場合は、「苦しい」と思うよりも前に気を失ってしまったり、逆に意識があっても体が動かない状態になるため、注意が必要です。 ですから、火事から脱出するさいにまず必要な道具は、懐中電灯と濡れタオルです。 懐中電灯は携帯電話の画面の点灯でも代用できますが、脱出後の連絡…
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子供を護る56の方法 その7【感染症(インフルエンザなど)から護る】
メキシコから拡大している新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)が、日本で発症確認されるのも時間の問題でしょう。 (※1) 弱毒性であることから楽観視している人もいるようですが、本当の危険は季節性のインフルエンザが流行する今年の秋以降だろうと思われます。新型インフルエンザが一度は終息しても、季節性のインフルエンザと時を同じくして再び発生すれば、今以上に危険な事態となることが予想されます。 季節…
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子供を護る56の方法 その6【咽喉に異物が詰まったら】
千葉県船橋市で、小学六年生の男の子が、給食に出てきたパンを咽喉に詰まらせて死亡するという事件がありました。(※1) 校長は、「よくやっていたと救急隊員の方にも言ってもらった」といった趣旨のことをテレビの取材に答えていましたが、報道の内容を信じるとすれば、担任の教師が本気で助ける気があったのか、はなはだ疑問です。 というのも、三つも致命的なミスを重ねているからです。 一つ目は、最初期の段階で…
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子供を護る56の方法 その5【出産は命の選択】
福島県大熊町の県立大野病院で平成16年に、帝王切開で出産した女性が手術中に死亡した事件で、業務上過失致死罪などに問われた産婦人科医を無罪とした1審の福島地裁判決に対して、検察当局は控訴を断念する方向で検討しているそうです。 この裁判に対しては、マスコミでの評価も分かれており、カルテ改竄や明確な医療過誤とは云えないとして医師を擁護する見解や、専門知識を持ち合わせない遺族が裁判の過程の中で置き去り…
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子供を護る56の方法 その4【水難事故から護る】
夏休みに入って、水難事故が相次いでいます。 正確には、用水路や川などで子供が溺れる事故は、季節を問わずに起きていますから、日常的に起こりえる事故と思っておいた方が良いでしょう。 今回は、その対処法を幾つか提示する訳ですが、水難事故においては「泳げる人」や「泳ぎに自信のある人」も亡くなっているという事実があるように、それらの対処法によって必ず助かるということは保障できません。 むしろ、水難事…
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子供を護る56の方法 その3【熱中症から護る】
先月、北九州市で2歳の保育園児が、保育園の送迎車内に約4時間も閉じ込められ死亡するという事故がありました。(※1) 警察の検分によると、車内の温度は50度にも達し、病院に運ばれたときの園児の体温(直腸温度)は40.8度だったそうです。完全に熱中症を起こしていたと考えられます。 近くの公園から帰ったさいに、同じシートに座らせた別な園児が自分で降りてきたため、一緒に降りたものと思い込んだと保育士…
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子供を護る56の方法 その2【「ほうれんそう」を使おう】
社会に出たとき、最初にコレを教わったという人もいるでしょう。「報告・連絡・相談」を怠らないようにと。 夏休みを前にして、新聞や雑誌などでは、子供たちの夏休みの過ごし方について特集を組んでいたりします。特に「相談」に関しては、スケジュール管理や外出、携帯電話の使い方などについて「親子でよく相談しましょう」などとアドバイスをしているのを見かけます。 でも、よく相談できるのであれば、そもそも困りま…
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子供を護る56の方法 その1【覚悟から始めよう】
2005年12月に長野県の諏訪湖で行方不明になった小学校5年生の男の子が、年が明けた1月に遺体で発見されたのを覚えているだろうか。死因は水死で、転落事故だろうとの事だった。(※1) そのニュースを読み上げる草野仁キャスターが、「ちょっと残念な結果になりましたね」と言うのを聞いて、思わず膝を打って感心してしまった。 「最近は子供が犠牲になる事件が多くなった」と識者が語り、会う人ごとに同じように言…