『GREE』のブースでは、多くの携帯端末を設置してゲームの試遊を勧めていた。
ゲームをするごとに配布している団扇にスタンプを押してもらい、そのスタンプの数に応じてクジ引きができるという、実にGREE「らしい」手法だ。
携帯端末で遊ぶようなアプリゲームを大規模なゲームイベントに出展する意味が昨年は乏しいように思えたが、ゲームがゲーム専用機だけのものではないという流れが加速すると、今度は実際に遊ぶ機会が無いと選択肢が多すぎて戸惑う中にあって、こうして一堂に介して遊べるというのはゲームイベントの意味合いが一巡してきたように思える。
ビッグタイトルのゲームを多くのゲーマーが一緒に体験するのではなく、多種多様なゲームを多種多様なゲーマーではない人たちが体験してゲーム人口を開拓していくというのは、ゲーム業界としては良いことだろう。
一方で、ゲーム専用機を開発していくメーカーにとっては、なかなかに先行きが厳しそうだ。
◆『GREE』
http://gree.jp/