『東京ゲームショウ2012』に出展していた神奈川工科大学では、「野菜が苦手な子供」や「噛む回数の少ない子供」たちを食育するためのゲームを実演していた。
敵は「ニンジン」と「ピーマン」と「トマト」のモンスターで、倒すには対応した野菜の弾薬が必要。
そして、その弾薬の補充は、それぞれ本物の野菜を練り込んだクッキーを食べ、噛んだ回数だけ補充されるという仕組み。
実際にクッキーを食べた子供に訊くと、甘味より素材の野菜の味がしっかり残っていたようだ。
アレルギーの問題や消毒の手間などが煩雑ではあるが、面白いアイデアのゲームだった。
弾薬が無くなると戦闘を中断し、クッキーを食べて、良く噛んで再び銃を構えるという手間も、実際にプレイした子供たちは楽しそうだった。
プレイを終えると、順位と獲得点数の他に、食べたクッキーのグラム数とプレイヤーの笑顔がモニターに映る仕様も、微笑ましい。
◆『神奈川工科大学』学園祭実行委員会
http://circle.kanagawa-it.ac.jp/~jikkou/