東京ビッグサイトで、『東京国際アニメフェア2009』が開催された。3月18日(水)と19日(木)がビジネスデーで、20日(金・祝)と21日(土)が一般公開のパブリックデーとなっている。ただし近年では、ビジネスデーでも入場料(大人:1,000円、中高生:500円)を支払えば入ることが出来る。
時期的には、新番組はすでに始まっていて新しい情報というのは多くはない。また、ビジネスデーにしては例年に比べて、各ブースでの直接交渉という風景は少なかった印象だ。「アニメ総合見本市」という開催意図からすると、そろそろ原点への回帰か路線の変更が必要になってきているのかもしれない。
また、例年設置されているような親子連れでゲームが楽しめるようなブースは今回は少なく、これが不況の影響なのか気になるところ。一方、大小の特設ステージが複数用意されているので、パブリックデーには混雑するのは必至だろうから、サイトで事前スケジュールは確認しておこう。
見所としては、全国の『マンガ&アニメーションミュージアム』を紹介している特設企画展がある。『フクちゃん』の横山隆一先生の素朴な原画や、赤塚不二夫先生の直筆メモが展示されており、各施設の概略を見ると、国内旅行のさいには是非訪れたくなることだろう。関東近辺の施設は、いずれブログでも紹介していきたいと思った。
『功労賞』のコーナーでは、『鉄腕アトム』のピコピコという足音を生み出したことで知られる大野松雄氏や、『宇宙海賊キャプテンハーロック』や『J9シリーズ』のキャラクターデザインを手がけた小松原一男氏などの顕彰者の紹介がされており、概略ながらもエピソードや貴重な資料が展示されていた。これもまた、見ておくべきだろう。