キャラクター関連-002

フレイム・ホワイト 白い炎と猫をモチーフにした『フレイム・ホワイト』については、全員一致でOKが出た。
 最初のキャラクターが、スパンと決まるのは幸先が良い。
 しかし、その後に犬山が矢継ぎ早に提示した他のキャラについて、最初にデザインコンセプトを提案した泉から待ったがかかった。
 泉が最も最初に提案したのは、「自然をモチーフにしつつ、一般的なイメージカラーとズラす」というものだった。
 それに応えて生まれたのが、フレイム(炎)でありながらホワイト(白)というフレイム・ホワイト。
 白という色を選んだのが犬山なら、見る人から完全にフック(引っかかるモノ)を失わないように、赤い服を着せるという工夫をしたのも犬山である。
 その犬山からは、泉の提案を受けて「萌えに走らない」ことと「人間形態にこだわらない」という提案が出された。
 しかし、後に続くキャラクターに人間の姿が多く含まれていたため、コンセプトを再確認しましょうと泉が止めたのだ。
 清水からは、基本コンセプトはデザインの足がかりのための制限事項でもあるのだから、せっかく出てくるアイデアを制限で捨ててしまうのはモッタイナイという意見が出た。
 特に、『サンダー・ピンク』は、そのままボツにするのは惜しいという意見で一致したため、ひとまず措いて改めて犬山がデザインを起こし直すこととなった。

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