ザ・フォーク・クルセダーズ時代に『帰って来たヨッパライ』でデビューした、音楽プロデューサーの加藤和彦氏が亡くなりました。享年62。
どうやら自殺らしく、最近は塞ぎこみがちで、現在流行っている曲と自作の曲との狭間で悩んでいたとも伝えられています。
一般的には『あの素晴らしい愛をもう一度』などが代表曲として知られていますが、個人的には劇場版『超時空要塞マクロス』の主題歌『愛・おぼえていますか』が忘れられません。
語るのも恥ずかしいけれど、自分の結婚披露宴で退出の時に使ったのです。(入場は劇場版『美少女戦士セーラームーン』の『Moon Revenge』でしたw)
偶然にも、奥さんからも、この曲を式のどこかで使いたいという希望があったので。
曲作りに苦しんだゆえの自殺が本当だとすれば、とても残念なことです。
マクロスの本編では、『愛・おぼえていますか』は50万年の時を超えて蘇った曲という設定で、「ただの流行歌よ。何万年前も昔、異星人たちの街で流行った、あたりまえの……ラブソング」と劇中のキャラクターが語っていました。
同じ流行歌でも、一時だけの流行歌と、普遍的に語り継がれる流行歌がある訳で、加藤氏の曲は間違い無く後者であったはず。
ネットの掲示板では、マクロス関連の板に多くの追悼メッセージが寄せられていました。
私も追悼したいと思います。
「名曲をありがとうございました。」